【#1】楽園

妻殺しの疑いで服役、出所した一人の中年男・倉田(波岡一喜)。
行き場を無くした倉田は公園で映画館支配人のシム子(中田彩葉)に声をかけられ半ば無理やり、映画館に連れていかれる。

映画館にいたのは毒舌の受付スタッフ花代(上地由真)、訳の分からない例え話ばかりする映写技師バルデム(川本三吉)。
前科持ちの倉田を採用することを認めない花代の反対を押し切って、シム子は倉田が映画館で働くよう促す。

映画館で眠る倉田の夢に一人の男(渋川清彦)が現れ、励まされた倉田は最後にもう一度、人とかかわって生きてみようと思い始める・・。